VirtualDesktopを使えばOculusQuestでSteamVRをプレイできる(できた?)
※非公式アプリ、非公式手段を使った方法なので自己責任の下で行ってください☆
OculusQuestの有料コンテンツであるVirtualDesktopの機能を利用して、SteamVRコンテンツをOculusQuestで動作させる方法です。
といっても、パソコンで処理をしてOculusQuestにモニターしている点でこれまで紹介した下記の方法と、仕組みはさほど変わらないです。
参考:RiftCatのインストール方法 スマホでSteamゲームをプレイ
参考:AirLightVRのインストール方法 OculusGoでSteamゲームをプレイ
この機能は当初、VirtualDesktopの標準機能として搭載されました。
その後ユーザーから注目を浴びてしまい、Facebookから規制を受ける流れとなったようです。
そこで、非公式コンテンツをインストールするためのプラットフォーム"SideQuest"を利用することで、この機能を使用できるVirtualDesktopに更新してます。規制後もこの方法で、"現状"使える機能となっているようです。
あらかじめ以下のことには注意しておきましょう。
- PCにSteamVRのインストールが必要
- PCにVirtualDesktopStreamer(サーバー)のインストールが必要
- OculusQuestでVirtualDesktop(クライアント)の購入・インストールが必要
- OculusQuestのVirtualDesktopはSideQuestを使った更新が必要
- 処理はPCが行うので、要ハイスペックPC
- 動作保証はない
VirtualDesktopやOculusQuestの性能のおかげか、比較的動作は軽快なようです☆
PCにVirtualDesktopStreamer(サーバー)をインストールする
まずはPCにVirtualDesktopStreamer(サーバー)をインストールします。VirtualDesktopの公式サイトにアクセスして"Download Streamer App"をクリック。
VirtualDesktopStreamerをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行するとインストール画面となるので、通常のアプリケーションと同じようにインストール作業を続行します。
"Next","Next","Install"の順にクリックして先に進めます。
インストールフォルダも初期設定のままで構いません。
無事にインストールが完了したら上記画面になります。"Finish"をクリック。
Oculusのユーザーネームを入力します。
また、お好みの設定があればチェックボックスにチェックを入れましょう。
SideQuestを使ってVirtualDesktopを更新する
次に、GithubからSideQuestをダウンロードしてVirtualDesktopを更新します。上記赤枠内の"Latest Download"をクリック。
次に、上記赤枠内の"SideQuest-win32-x64.exe"をクリックします。
※これは64bitのWindows用ファイルです。
ダウンロードしたファイルは自己解凍型の圧縮ファイルになっているので、そのまま実行して展開します。すると上記内容のフォルダが作成されるので、"SideQuest"をクリックして実行します。
上記のようなSideQuestのウインドウが立ち上がるので、まずは赤枠内の"Setup"をクリックします。
セットアップ方法が丁寧に、記載されています。
"OculusGo"と記載されている部分は"OculusQuest"にも対応します。
Step.1:開発者名の申請
→任意なので無視して構いません。
Step.2:ADB Driverのインストール
→PCとOculusQuestのUSB接続に必要です。
リンク先からダウンロードしてPCにインストールしましょう。
※Windowsのみに必要な作業です。
Step.3:OculusQuestのデベロッパーモードへの変更と再起動
→スマートフォン等のOculusアプリケーションから、OculusQuestをデベロッパーモードに
変更します。上記画面を参考にして、切り替えが完了したらOculusQuestを再起動します。
Step.4:PCとOculusQuestをUSB接続
→PCとOculusQuestをUSBケーブルで接続します。OculusQuestでOKを選択して接続を許可
します。"Always allow from this computer"にチェックを入れておくと、同じPCでも接続の
たびにこの画面が出ます。
SideQuestが無事に接続できると画面上の赤信号(Disconnected)が青信号(Connected)に変わります。
Step.5:APPランチャーのインストール
→OculusQuestで非公式のコンテンツを含めたすべてのデータを閲覧できるランチャーをイン
ストールします。
インストールすると、OculusQuestのメニュー画面左側に"提供元不明のアプリ"が追加され、インストールした非公式アプリを参照することができます。
SideQuestのメニューから上記赤枠の"VR App"をクリックします。
VirtualDesktopの"More"をクリックし、次の画面で"Install"をクリックします。
以上で、SteamVRを動作できるVirtualDesktopをインストールすることができました。
SideQuestはこのインストール作業のためだけに使用すソフトだったので、以降は必要ありません。
SideQuestのインストール方法がイメージしやすい動画がありました。
準備ができたらOculusQuestからSteamVRを起動してみる
環境が整ったので、あとは下記の手順でゲームをプレイすることができます☆- PC で "VirtualDesktopStreamer" を起動
- OculusQuest で "VirtualDesktop" を購入 ※すでに購入済みなら必要なし
- OculusQuest で "VirtualDesktop" を起動
- Steam VRを起動
実際にOculusQuestでSteamVRを動作させている動画を見つけたので掲載します。
GoogleEarth。好きなコンテンツです。夢中になると気持ち悪くなるまでずーとプレイしちゃう!
Fallout4。オープンワールド系のゲームは是非VRで体験したいですね!
やや遅延を感じますが、思ったよりも軽快に動作しています☆
GoogleEarth。好きなコンテンツです。夢中になると気持ち悪くなるまでずーとプレイしちゃう!
Fallout4。オープンワールド系のゲームは是非VRで体験したいですね!
やや遅延を感じますが、思ったよりも軽快に動作しています☆
SteamVR それなりに動かせるようです
SteamVRのゲームが思ったよりも軽快に動作するVirtualDesktop。今後のさらなる改善に期待したいですね!
でも、ちょっと騒がれてしまったので規制されてしまう心配も。。
OculusQuestを購入した人で、ハイスペックなパソコンを所持している人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか☆(そもそもそのような人はRiftSを買っているかもしれませんがー)
参考になれば幸いです☆
よかったら から他記事もどうぞ。